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クリエイターの無精卵

でも卵料理にはなれるしいいのかもよ

我が家にア〇ウェイの封筒が届きまして

マルチ商法って修羅場まとめの中だけの都市伝説じゃなかったのかよ!!!!!!

〜なぜかこの現代にマルチ商法にひっかかった姉の目を覚ますべく、ビビリオタクの妹ことわたしとインテリヤンキーの母が手を組んでどうにかこうにか戦うことになってしまったっぽい話・その1〜


①発見
姉とわたしが二人で在宅中、佐川から姉宛の荷物がきた。姉は入浴中だったのでわたしが代わりに受け取ったんだけど送り主が「日本アムウェイ合同会社」だった。ゲロをすんでのところでなんとか飲み込み、動揺で頭がぐるぐるしながらとりあえず配達日指定がないことを確認。

こ…これをわたしが受け取ってしまった以上…素直に渡すわけにはいかねえ!!!!!!!!!(決意)

浴室の戸が開く音がしたので慌てて封筒を隠し布団を頭までひっかぶり、姉が仕事に行くまで1時間弱も狸寝入りしつつ必死にアムウェイについて調べた。正直な話、生きた心地がしなかった。

姉が家を出て、忘れ物とかで戻ってこないことを用心深く確認したのちようやく開封の儀式へ。

公式サイトによると、アムウェイには二種類の会員制があるという。製品を紹介して新規会員を獲得し、製品の売上により報酬を得る有料会員(ディストリビューター)、そしてディストリビューターの紹介を受け製品を買う無料会員(ショッピングメンバー)だ。
このような販売形態は連鎖販売取引と呼ばれ、特定商取引法第33条により実質禁止と言えるほど厳格に規制されている。また、アムウェイではサプリメント類や浄水器などの健康食品/機器といった商材を扱うことから、製品を紹介する際に薬効を謳うなどの薬事法違反行為を行わないように注意しないとならない。

 

姉には社会がわからぬ。姉は、中卒JKリフレ嬢である。学生服を着て、男を揉んで暮らしてきた。
(※JKリフレ…制服やコスプレ、際どい水着などを着た女の子がマッサージをしてくれたりする、一時期ニュースでもよく取り上げられた"JKビジネス"のひとつ。本物のJKを雇ってる違法店はだいたい摘発されたよ!)

 

社会不適合者を自称する姉に巧みなコントロール術やプレゼン能力、それから人脈(とその管理能力)を要するであろうディストリビューターが務まるはずもないのは火を見るより明らかだ。本人だって、自分がそんなことをうまくできるほど頭と要領がいいなんて思ってないだろう。
仕事関係の客か嬢仲間にディストリビューターがいて、断りきれずショッピングメンバーにでもなってしまったのかも。ショッピングメンバーは、登録後最初の7日間でなにも買わなければ自動的に資格を失効するらしい。それならこの封筒を隠すかいっそ燃やすなどして、一週間しずかに待ったらいいか。

とかなんとか考えながら慎重に開封。テープを綺麗に剥がすのにやたら苦労した。


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☆妹、絶望——……!!!!!!!!!!!!!!!

 

封筒に入っていた他の書類や冊子をひとつひとつざっとあらためて、とりあえず、全部デジカメとスマホで撮影しておいた。今すぐ消したいけどなにか役に立つかもしれないのでとっておく。
納品書に印刷されたスポンサー(勧誘主、調べたところアップと呼ぶようだ)は知らない男の名前だった。調べ回ったけど、めぼしい情報は出てこなかった。

わたしは激怒した。必ずかの邪智暴虐のマルチ商法を取り除かんと決意した。
姉とは元々険悪な仲なのでべつにどうなろうが知ったこっちゃないけど、同じ家に暮らしてる以上わたしに被害が及んだりしたらたまったもんじゃない。今まで何度もいろんな迷惑を被ってきたのだ。

この時点で夕方。母が帰宅したら1から説明するために必要な資料集めを開始。興奮状態のまま問題点や体験談をどんどん漁ってまとめて、関係してくる法律について調べて頭に叩き込んで、自分が強くなった気がした。

実際は気づいたらスマホを放り出して絶叫しながら手当り次第物を投げつけてベッドを殴ってぎゃんぎゃん泣いていた。
当たり前だ。姉が怪しいマルチ商法にひっかかっているのを突然自分だけが知ってしまった!なんてそんなのメンヘラ小娘がひとりでクールに対処できるわけなかった。

でもまさか18にもなって家にひとりなのが心細くて怖くて「ママ〜〜!!早く帰ってきて〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!( ; ; )」とか泣き叫ぶことになるとは思ってなかった。思い出すとちょっと恥ずかしい

知ってしまっただけでこれだけ取り乱してるんだから、突然製品を押し売られたりセミナーに拉致られたりした人の心労は計り知れない。今もだれかが被害に遭ってると思うとヘドが出る。

 

②相談
母の顔を見た途端に安心で身体の力が抜けてへにゃへにゃになってしまった。母はいつもの立ちくらみと勘違いしてたけど、恥ずかしいので誤解はとかないでおく。
こちらから話を切り出す前に置きっぱなしの書類を見つけて事態をほとんど察してくれて、わたしはゆっくりだけど少ない言葉で事の次第を伝えることができた。姉が販売員側の登録をしていること、アップは知らない男でおそらく姉の勤務先の客だろうということ、わたしが知ってしまったのを姉はまだ知らないこと。

金を稼ぐということを甘く見すぎだ、と一言吐き捨てて、母は自分もマルチ商法に勧誘されて人間関係が壊れた苦い経験があると教えてくれた。姉はきちんとした労働で賃金を得た経験が少ないぶん、楽して稼げるといった甘い誘い文句に簡単に乗せられてしまったのだろう、とも。

解約には登録時の暗証番号が必要になるけれど、不明な場合郵便番号・携帯番号・生年月日でも可能だと公式サイトに記載されていたので、姉にこの書類一式を見せないまま解約してしまおうかという案が出た。
だけど今後二度とアップの男に会わないというわけもなく、もう一度書類手配しようか?なんて言われたり万が一家族が裏でどうにかしたことを勘繰られたりしたらもっと面倒なことになりかねない。それに、また同じような勧誘にひっかかったら次も尻拭いをするなんていうのはまっぴらごめんだ。ということで却下。

まだ姉が断りきれずに登録だけしてしまった可能性も捨てきれない。それなら終わらせるのは容易だ。
問題は姉が自発的にディストリビューターになり勧誘や購買に勤しむ気満々だった場合である。現状、わたしにも母にも姉の行動を制限できる手段がないし、姉の仕事は賃金日払いなので財布事情もろくすっぽ把握できない。

結局その日は情報を共有して封筒を隠しなおして終わった。それから2日が経った今、目立った進展はない。


心労だけが募っていく。好きなゲームもアニメもなにもかも手につかなくて、かろうじて音楽だけが少し気を紛れさせてくれる感じ。
「どんなことだってネタにしてやる!」なんていう負けん気だけで吐き出すようにここまで書いたけれど、途中から鬱々とした日記みたいになっちゃった!ワハハ!

またなにか進展があれば書くと思います。願わくば、拍子抜けな終わり方になりますように!えーん!!