クリエイターの無精卵

でも卵料理にはなれるしいいのかもよ

「キンプリはいいぞ」の意味を知った、キンプリ初見感想

 
KING OF PRISM by PrettyRhythm」を観にいった。
TLでフォロワーが次々とキンプリはいいぞbotにされているのを見て「ヤバいやつだ…近寄らんとこ」とちょっと後ずさっていたのだけど、だんだんその仲間はずれっぷりに深い悲しみを覚えた。なんたって1ミリも話題に入れないのだ。
ええい!わかったよ!観にいってやるさ!
ここはプリリズ初心者として、そして元映画部の意地として「キンプリはいいぞ」ではなく忌憚のない意見をだな…云々…とにかく、こうしてわたしはなかばヤケクソに席をとった。
当日、同じ回のチケットをとったプリズムエリートに「気張らなくていい…君は今日、プリズムショーを見にきたんだ」と謎の励ましを受けた。この時点で恐怖が3割増だった。
今日に向けての予習として速水ヒロの踊る「PRIDE」を見て、TLでわけもわからないままケラケラ笑っていたら「ヒロ様を笑うのは本気で怒るよ?」と静かな牽制をしてきたのも彼女である。
 
いざ上映へ。ここから長々と本編の感想を書き連ねる予定だったが、観終わった瞬間に内容のほとんどが頭からブッ飛んでしまったので予定を変更させてもらう。
わたしに残されたのはものすごい興奮、大粒の涙、身に余る充足感、あとはじわじわとくる多幸感であった。
 
映画館を出たら、身体がふらついてしばらく上手く歩けなかった。すっかり暗くなった新宿の街が、あふれんばかりに輝いて見えた。
わたしはあいにく自転車に乗れないけれど、もし乗れたなら河川敷でETごっこに明け暮れたかった。
それからヒロ様、笑ってすみませんでした。あなたのPRIDEは最高です。黄色いバラ買います。
わたしは間違っていた。プリズムショーに対して格好つけた語彙で冗長な感想をあげつらねる方が間違いなのだ。だから、あえて言わせてほしい。
 
キンプリはいいぞ!
 
(本編の前に1ミリも知らないはずの劇場版プリパラのCMでなぜか涙ぐんだのは内緒です)